こんにちは。私は(@ryugakusei_life)は、奨学金の第1種を満額で借りていました。
今日は、奨学金を繰り上げて返済する必要はあるのかについて説明したいと思います。
結論から言ってしまうと、奨学金を繰り上げて返済する必要はないと思います。
その理由を説明していきます。
・繰上げ返済のメリットとデメリット
・繰上げ返済する必要がない理由
・奨学金で車を買った方良い理由
奨学金について
まず奨学金ですが、簡単に説明すると独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が大学生のためにお金を貸してくれています。
奨学金には、大きく2種類あります。
- 第1種(無利子)
- 第2種(有利子)
2種類の奨学金が有りますが、ここでもう一度認識しておきたいのは、奨学金はあくまでも借金であることに変わりはないということです。
奨学金というとそこまで悪いイメージはないですが、「借金」と聞くと、悪いイメージを持ってしまいます。。
それを踏まえた上で説明していきます。
第1種(無利子)
第1種奨学金で借りている人は、毎月定額で返済していく定額返還方式、または前年の所得に応じて返済額が変動する所得連動返還方式のどちらかで奨学金を返済していきます。
ですが、第1種奨学金は利子がないタイプであるので、借りた金額の総額をそのまま返済します。
よって基本的な期間の18年で返済するか、もしくは繰上げ返済しても返す金額に変わりはないということです。
第2種(有利子)
第2種の奨学金を借りている人は、借りている金額に利子をつけて大学卒業後に毎月返済していきます。
利率の上限は3%と決まっていて、利率固定方式と、利率見直し方式の2つが有ります。
上記の表のように奨学金の利子は、高い月でも0.4%ほどになってます。
これは車や住宅ローン、リボ払い、消費者金融など他の利子がつく借金と比べると非常に低いです。
下のデータを見ると、全然違うことがわかります。
カードローン | 3%〜18% |
車ローン | 3%〜8% |
住宅ローン | 0.5%〜1.5% |
消費者金融 | 3%〜18% |
リボ払い | 15% |
奨学金 | 0.002〜0.4 |
このように他の俗に言われる借金と比べると圧倒的に奨学金の利子は低いことがわかります。
奨学金って、こんなにも学生に優しい制度だったんですね!
繰上げ返済するメリット
第1種(無利子)
第1種奨学金で繰上げ返済するメリットは、単純に借金を早く返すことができ、気持ち的に楽になったり、本来18年で返すべきところを10年で返した場合、11年目以降は一切返済する必要がなくなるので、毎月の支払いから早く解放されることです。
また、住宅ローンなど他のローンを組む際に一切考える必要がなくなることなどです。
第2種(有利子)
第2種奨学金で繰上げ返済するメリットは、本来払うべき利子を繰り上げた分だけ払必要がなくなるので、利子の分だけ返済総額を少なくすることができることです。
これは非常に大きいメリットです。
上記は200万円の第2種奨学金を借り、利率が0.20%だった場合、トータルで202万9763円返済することになります。約3万円が利子として払うことになります。
本来14年で返すところを半分の7年で返済した場合、単純に1万5000円分利子を払う必要がなくなるので、返済するメリットは十分に有ります。
余計にお金を払いたくはないですよね。。
繰上げ返済をオススメしない理由
今回私は、第1種、第2種に関わらず、繰上げ返済をオススメはしません。
理由は、繰上げ返済できる余剰資金がある場合、その資金を投資に回した方がお得になる確率が高いからです。なぜかと言うと、投資信託などでは、平均して3〜5%の年利が見込まれる商品がたくさんあります。
単純に年に3%で運用できれば、奨学金の利子率である0.2%を十分に上回れます。
第2種でも繰上げ返済をオススメしないので、第1種の人は尚更オススメはしないってことですね!
例えば、手元に返済に回すことができる100万円があったとします。その100万円を返済に回しても手元のお金は増えず、将来払う予定があった利子は払わずに済みます。
ただ、その100万円を投資に回し、年に3%のリターンが得られた場合、年間で3万円資金が増えることになります。さらに翌年その103万円を3%で運用した場合、106万9000円と複利の効果で資金を増やすことができます。
奨学金の利子の合計より、投資で得られるリターンの方が上回る可能性の方が非常に高いため、投資をした方がメリットが多いと思います。
ただ、もちろん投資は元本割れをするリスクもあるので、注意してください。
繰上げ返済で注意すること
繰上げ返済をするということは、毎月予定していた額よりを大きい金額を毎月返済していくことになります。なので、あくまでも生活に余裕がある人や、余剰資金がある状態の人であれば、繰上げ返済をしても問題はないと思います。
繰上げ返済をして生活資金がなくなってしまい、消費者金融やカードローンを借りてしまったら、奨学金を繰上げ返済した意味はなくなります。
利子の低い奨学金を返済し、利子の高いカードローンなどを借りるなどもったいないことになってしまいます。
結論として、奨学金は無理をして返済する必要は全く有りません。
繰上げ返済した方が良い人
- 少しでも早く奨学金という名の「借金」を返済したい人
- 投資に資金を回すのは怖い
- 利子が非常に高くなってしまっている
上記のような人は奨学金を早めに返済しても良いとは思います。
ただ、利子のない第1種奨学金を借りている人や、奨学金の返済を焦っていない人、非常に利子が低くなっている人は、繰上げ返済ではなく投資に回しても良いと思います。
ここは個人の状況を踏まえて冷静に判断していただければと思います。
元本割れのリスクが少なく、初心者にオススメの投資信託はこちらの記事で紹介しています⇩⇩⇩
コメントを書く