
こんにちは。Nishi(@ryugakusei_life)です!
私は、奨学金の第1種を満額で借りていました。
今日は、奨学金の繰り上げ返済のメリットとデメリットを解説します。
結論から言ってしまうと、奨学金を繰り上げて返済する必要はないと思います。
その理由を説明していきます。
この記事を読むとわかること
◎奨学金について
◎繰り上げ返済のメリットとデメリット
◎繰り上げ返済で注意すること
◎繰り上げ返済したほうが良い人
◎奨学金返済を少しでも楽にする方法
◎奨学金で車を買った方良い理由
奨学金について
まず奨学金ですが、簡単に説明すると独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が大学生のためにお金を貸してくれています。
奨学金には、大きく2種類あります。
- 第1種(無利子)
- 第2種(有利子)
2種類の奨学金が有りますが、ここでもう一度認識しておきたいのは、奨学金はあくまでも借金であることに変わりはないということです。
奨学金というとそこまで悪いイメージはないですが、「借金」と聞くと、悪いイメージを持ってしまいます。。
それを踏まえた上で説明していきます。
第1種(無利子)
第1種奨学金で借りている人は、毎月定額で返済していく定額返還方式、または前年の所得に応じて返済額が変動する所得連動返還方式のどちらかで奨学金を返済していきます。
ですが、第1種奨学金は利子がないタイプであるので、借りた金額の総額をそのまま返済します。
よって基本的な期間の18年で返済するか、もしくは繰り上げ返済しても返す金額に変わりはないということです。
第2種(有利子)
第2種の奨学金を借りている人は、借りている金額に利子をつけて大学卒業後に毎月返済していきます。
利率の上限は3%と決まっていて、利率固定方式と、利率見直し方式の2つが有ります。

上記の表のように奨学金の利子は、高い月でも0.4%ほどになってます。
これは車や住宅ローン、リボ払い、消費者金融など他の利子がつく借金と比べると非常に低いです。
下のデータを見ると、全然違うことがわかります。
カードローン | 3%〜18% |
車ローン | 3%〜8% |
住宅ローン | 0.5%〜1.5% |
消費者金融 | 3%〜18% |
リボ払い | 15% |
奨学金 | 0.002〜0.4 |
このように他の俗に言われる借金と比べると圧倒的に奨学金の利子は低いことがわかります。
ポイント
奨学金は、車のローンや、住宅ローンに比べて、圧倒的に利率が低いということです。
奨学金って、こんなにも学生に優しい制度だったんですね!
奨学金を繰り上げ返済するメリットは?
借りている奨学金の種類によっては、返済総額が少なくなる
奨学金には、先ほども説明した通り、大きく2種類あります。
それぞれ奨学金を返済するメリットがある場合とない場合があります。
第1種(無利子)
第1種奨学金で繰り上げ返済するメリットは、単純に借金を早く返すことができ、気持ち的に楽になったり、本来18年で返すべきところを10年で返した場合、11年目以降は一切返済する必要がなくなるので、毎月の支払いから早く解放されることです。
また、住宅ローンなど他のローンを組む際に一切考える必要がなくなることなどです。
親からは、繰り上げて返済できる余裕があるなら、早く返済したほうが良いと言われている人もいるかと思います。
ただ、第1種は金利がないので、金銭的なメリットはないです。
第2種(有利子)
第2種奨学金で繰り上げ返済するメリットは、本来払うべき利子を繰り上げた分だけ払必要がなくなるので、利子の分だけ返済総額を少なくすることができることです。
これは非常に大きいメリットです。

上記は200万円の第2種奨学金を借り、利率が0.20%だった場合、トータルで202万9763円返済することになります。約3万円が利子として払うことになります。
ポイント
条件によって、利率が見直されたりした場合、さらに多くに金額を返済しなければいけない場合もあるので、注意が必要です。
本来14年で返すところを半分の7年で返済した場合、単純に1万5000円分利子を払う必要がなくなるので、返済するメリットは十分に有ります。
余計にお金を払いたくはないですよね。。
奨学金を繰り上げ返済のデメリットは?
安い金利でお金を借りることができているメリットがなくなる
今回私は、第1種、第2種に関わらず、繰り上げ返済をオススメはしません。
繰り上げ返済のデメリットは、返済に回せる余剰資金がある場合、その資金を投資に回した方がお得になる確率が高いからです。
なぜかと言うと、投資信託などでは、平均して3〜5%の年利が見込まれる商品がたくさんあります。
単純に年に3%で運用できれば、奨学金の利子率である0.2%を十分に上回れます。
第2種でも繰り上げ返済をオススメしないので、第1種の人は尚更オススメはしないってことですね!
例えば、手元に返済に回すことができる100万円があったとします。その100万円を返済に回しても手元のお金は増えず、将来払う予定があった利子は払わずに済みます。
ただ、その100万円を投資に回し、年に3%のリターンが得られた場合、年間で3万円資金が増えることになります。さらに翌年その103万円を3%で運用した場合、106万9000円と複利の効果で資金を増やすことができます。
奨学金の利子の合計より、投資で得られるリターンの方が上回る可能性の方が非常に高いため、投資をした方がメリットが多いと思います。
ただ、もちろん投資は元本割れをするリスクもあるので、注意してください。
さらに。社会人になると車を購入する人が多いと思います。車を購入するときに多くの人が車のローンを組みます。
車のローンは、5%〜10%など、かなり高い金利でお金を借りなければいけません。
よって、奨学金の金利<車のローンになるので、車のローンを組んでお金を借りるよりは、奨学金で借りているお金を車の購入に回す方が賢いやり方ではあります。
もちろん奨学金は、本来大学の学費や生活費に充てるためのものなので、そのような使い方を推奨はしてはいけないですが、以上の理由から無理に繰り上げ返済する必要はないとは思います。
繰り上げ返済で注意すること
繰り上げ返済をするということは、毎月予定していた額よりを大きい金額を毎月返済していくことになります。
なので、あくまでも生活に余裕がある人や、余剰資金がある状態の人であれば、繰り上げ返済をしても問題はないと思います。
繰り上げ返済をして生活資金がなくなってしまい、消費者金融やカードローンを借りてしまったら、奨学金を繰り上げ返済した意味はなくなります。
利子の低い奨学金を返済し、利子の高いカードローンなどを借りるなどもったいないことになってしまいます。
繰り返しになりますが、結論として、奨学金は無理をして返済する必要は全く有りません。
繰り上げ返済した方が良い人
繰り上げ返済した方が良い人
◎少しでも早く奨学金という名の「借金」を返済したい人
◎投資に資金を回すのは怖い
◎利子が非常に高くなってしまっている人
上記のような人は奨学金を早めに返済しても良いとは思います。
ただ、利子のない第1種奨学金を借りている人や、奨学金の返済を焦っていない人、非常に利子が低くなっている人は、繰り上げ返済ではなく投資、車の購入資金に回しても良いと思います。
ここは個人の状況を踏まえて冷静に判断していただければと思います。
元本割れのリスクが少なく、初心者にオススメの投資信託はこちらの記事で紹介しています⇩⇩⇩
奨学金の返済を少しでも楽にする方法は?
誰しも奨学金の返済を少しでも楽にしたいですよね。
ここでは、少しでも奨学金の返済の助けになる方法を紹介します。
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これも当たり前ですが、本業以外に収入があると、奨学金を返済するのが少し楽になります。
副業にも色々あるので、得意なことで副業すると良いと思います。
転職して年収を上げる
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エンジニアの転職の仕方については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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